Human/Objectification
ヒューマン/オブジェクティフィケーション
水上 翔雲
2020年新型コロナウイルスの影響を受けた僕は当時18歳、就活真っ盛りで朝はアルバイト夜は夜間制の専門学校でwebデザインを学びながら過ごしていた。単位は足りていて卒業する準備は万端だ。
だがwebデザインの会社には就職できなかったそれはコロナウイルスが流行していたというのもあるが自分の時間や行動力不足っていうのを自分で感じていた。進路に迷走する中付け焼刃で就職したのは半導体の工場で人里離れた千歳の山奥
でした。何の関係もない仕事に就いた僕は先生に合わせる顔もないと思っていた、周りの同級生も大体無関係な就職先だとクラスメイトに諭されることもあったが納得することはなかった。
同期は自分含め10人以上いましたが1年ちょっとで皆やめていき自分だけ置いてけぼりになるような焦る気持ちと、本当に今の仕事を続けるべきか他の仕事を探すべきかジレンマに押しつぶされそうになったそんなときに手元にあったカメ
ラを手にスナップ写真を撮り始めました、たまに帰る札幌は自分で思っていたよりも都会で、住んでいた時よりも特別な場所というような感じで、今まで写真で収めようと思ってもいなかったモノを過去に訪れた場所に行き記録に残し自分が
生きてた足跡をカメラで撮るうちに撮り貯めた写真でフォトブックを作りたいと思うようになり現在[Human Objectification](ヒューマン オブジェティフィケーション)
人の偽物化をテーマに写真を撮っています。
Human Objectificationとは見知らぬ町に下りたときに何も人間関係のしがらみや人の視線を気にすることのない切り離した自分のフィルターを通した世界であり、人を鮮明に写さないことで感じる置物のような感覚です。
また、これはサブテーマであり転々と引っ越してきた自分が今まで住んできた場所を過去をさかのぼっていくような形で水上翔雲の過去のエピソードを交えながら読めるようなフォトブックになるようこれからも撮っていこうと思っています。
ほんの一部ですが写真を載せておきます。